「早起きは三文の徳」
この言葉は一度は聞いたことがありますよね。
わかっていても、なかなか実践ができないんですよね。
「毎日のやるべきことに追われて、いつも時間が足りない」
なぜなら
- 子どもたちは時間通りにすぐにやってくれない
- 急なトラブルが発生する
など
トラブルに対処したり、子どもに声がけをしているうちに、家事や他のやることがどんどん遅れてしまうからです。
そして結果、1日の時間が足りなくなりイライラし声を荒げてしまう。
そんな悪循環に陥っていませんか?
そういうときには、子どもとの接し方や予定の立て方といった直接的なことではなく根本的なことを見なおしてみてはいかがでしょうか。
今すぐに、この状態をどうにかしたい!
そう思う方こそ、この方法をおすすめします。
今回は
- 早寝を徹底したらどうなった?具体的な子どもの変化
- 早寝早起きを成功させるためのコツ
- 子どもが早寝早起きをするために私が変えたこと
- 早寝早起きをして変わった!よかったこと5つ
をお伝えしますね。
早寝を徹底したらどうなった?具体的な子どもの変化とは
我が家では、子どもの学年が上がるたびに忙しくなる生活の乱れが起きてしまって、いちいち対処することに疲れてしまっていました。
今まで予定表に合わせた生活ができていたのに、寝る時間が遅くなる日も多くなっていました。
そこで私が子どもと目指したことは、早寝を徹底することです。
そこから抜け出すためには、早寝することだと思ったんです。
結果、驚くことが起きました。
子どもが自ら、朝、いつもより15分早く目覚ましをかけて起きるようになったんです。
今まではいくら言ってもなかなか起きようとしなかった子が、急にどういう気持ちでいるのかが気になり
どうして、早く起きようと思ったの?
と子どもに聞いてみると
だって、時間がなくなっちゃうから
というのです。
子ども曰く
「夜、早く寝るために、学校から帰ってきてからの自由時間が減ってしまうので、朝、15分早く起きて好きなことをやりたい」
ということみたいです。
「今日から、早寝をしましょう!」
我が家でそういうルールを決めたときに、子どもが納得する理由を説明したのがよかったのかも。
- 子どもが睡眠は大事なんだということ
- 子どものうちに必要な睡眠時間とその理由
を納得してくれたから、早寝することを前提にどう一日を過ごせばよいのかを自分なりに考えたのだと思います。
子どもが早寝をすることで、すんなりと朝、目覚めることができ、朝の時間を有効に使おうと自主的に考えられるようになるとは、まさか思っていませんでした。
予想外の展開でビックリしています。
このことから、先人の教えである
「早起きは三文の徳」
は、確かな経験則なんだなぁ。と感じたんですよね。
大人が早起きをして何かをするときには、自分で意味があって自主的にやっていることなので当たり前に感じてしまうのですが、子どもを通して行動を見ていると客観的に見ることができますよね。
考えてみれば、こうやって自分で一つひとつ「そうする方がいいのだな」と納得して自分で決めて、初めて行動し継続するんですものね。
- わかっていてもできない
- 忘れる
ということは相変わらず、ゼロにはなりません。
それは仕方のないことですよね。
子どもは成長中ですし、大人だって自分の意思を貫けないときもありますからね。
自分の意思で欲求をコントロールする意識が生まれる
わかっているつもりでも、すぐに時間を忘れてしまうんですよね、子どもって。
タイマーや目覚まし時計を駆使しているのですが、それを止めてからが問題なんですよね。
すぐにできない。(まだテレビを観たい。本を読みたいなどの欲求に勝てないで動かずにいる?!)
「意思」<「欲求」
このような状態なのかも
そういったときには、声がけが必要です。
今は○○時だよ、時計見てる?
と聞くだけで、あとは自分で決めた予定をやらなければどうなるのかを考えさせています。
「意思」>「欲求」
こう変化する
えーと、○○時。そうだ!
ドリルやらなくちゃ
早寝する(9時にはきっちりと就寝する)理由を理解して、余裕を持った予定に合わせた生活にしてからは
「自分で決めた予定を時間通りにやらなくちゃ!」
という意識は持てているみたいです。
相変わらず声がけが必要なときはありますが、以前よりはすごくラクになりました。
早寝早起きを成功させるためのコツとは?
早寝早起きを成功させるためのコツは
を親子で共通して納得できることが大切なんですよね。
そのために説明しておきたいことが4つあります。
親子共通の意識として
- 「1日の時間は24時間で決まっている」ことを忘れずに!
- 成長に合わせた睡眠時間が身体と心を健康に保つ
- 目の前の好きなこと(やりたいこと)をする時間を確保する
- この先にやりたいことをやるために今できることをする時間を確保する
この4つのことをしっかりと子どもに意識させることが重要なポイントです。
このポイントをおさえておかないと、子どももただ、やらされている感のままで、今までと変わりません。
子どもといっしょにこの4つをいつでも意識して毎日を過ごすと、早寝早起きがいい理由が自分で感じられると思いますよ。
「1日の時間は24時間で決まっている」ことを忘れずに!
予定表を作って生活していても、思い通りにいかないことは多々ありますよね。
思ったことを実現していくためには、時間を意識して1日の予定を立てることは必要なんです。
なぜなら、頭(脳)で想像することによって行動に移すことができるからですよね。
その考えを整理し効率的にするためには、予定表を作ることで目に見える状態にしていくほうがわかりやすいですよね。
しかし、いくら時間を管理していても、すべて予定通りにいくことはまず難しい。
なぜなら
- 自分以外の人が関係している
- トラブルが発生する可能性がある
- 欲求に負ける
からなんですよね。
そうすると、いつも寝る時間が少しずつずれていき、寝る時間が遅くなる。
すると、朝もすぐに起きられずに何度も起こすことになる。
こんなことが続いてしまうようになります。
仕方がないことといって、ここで考えることを止めてしまえば、毎日、子どもに何かを言い続けなくてはいけないんですよね。
もう、それは疲れてしまいます。
だからといって、このまま放っておけば子どもは何時まででも起きていて好きなことをするでしょう。
そういう訳にもいきませんよね。
睡眠は、大人も子どもも大切なものですものね。
まず
ということを子どもに強調して伝えます。
この中でとくに時間を変更しない方がいいのは
- 寝る時間
- 朝、昼、晩の食事の時間
この2つなんですよね。
この2つを毎日、一定の時間で過ごすことで生活のリズムが整いやすくなるんです。
十分な睡眠が身体と心を健康に保つ!成長に合わせた推奨睡眠時間を知る
睡眠が大事なことは何となくわかっていても
ということは、よくわからないですよね。
年齢別の推奨する睡眠時間としての目安として
全米睡眠財団による推奨睡眠時間
年齢 必要時間 新生児(0~3か月) 14~17時間 乳児(4~11か月) 12~15時間 幼児(1~2歳) 11~14時間 就学前(3~5歳) 10~13時間 学童(6~13歳) 9~11時間 青年(14~17歳) 8~10時間 若年者(18~25歳)、中年者(26~64歳) 7~9時間 老人(65歳以上) 7~8時間 出典:「睡眠」『ウィキペディア フリー百科事典日本語版』
2021年10月4日(月)04:12
このようになっています。
上記の表で見ると小学生のうちは、少なくとも9時間は睡眠時間があったほうがいいとされています。
夜9時に就寝として、朝6時に起床で9時間の睡眠となりますね。
中学生になっても、9時間ぐらい、最低でも8時間は睡眠が必要なんですよね。
睡眠はとても重要で成長に合った十分な睡眠をとることができないと、体調や心の疲れが取れず、体調を崩しやすくなりますよね。
睡眠をとることで頭もちゃんとスッキリとし、勉強をするうえでもやる気につながるんです。
私も一定の時間に就寝するようにしてから、実感しています。
栄養は、一気に摂ってためておくことはできないそうなので、毎食、バランスよく栄養を摂ることが一番なんですよね。
寝ることも、ほぼ同じ感覚で考えています。
そうすると日中にやらなければならないことが増えてきたとしても、寝る時間と食事の時間は、できるだけ変更しないのがいいんですよね。
身体は資本とよく言いますが身体の調子が悪いと、それだけで1日がムダになってしまいますからね。
我が家の場合、夜9時に寝るのを目標に過ごしていたものの、実際には、やるべきことや子どもがすぐに動けないことを理由に30~60分ほど、寝るのが遅い日もよくあったんです。
子どもは成長とともに、風邪などはひきにくくなったのですが、寝るのが遅くなった翌日は
ねむいよ~
とやる気がない様子。
朝から、ダラダラとしてしまいます。
もうこうなったら、徹底的に9時に寝る予定に変更しようと心に決めました。
目の前の好きなこと(やりたいこと)をする時間を確保する
身体だけを考えれば
- 睡眠時間の確保
- 定期的な食事と栄養バランス
を考えれば好きなことややるべきことができ充実した毎日を送ることができそうですよね。
実際には、やりたいことよりも、やるべきことに追われてしまい、1日が終わってしまう。
そういう日が続いてしまいますよね。
「体調もよく、やる気があっても、結果的にこのままでいいのだろうか?」
「何か違う気がする」
そんなモヤモヤが発生するんですよね。
なぜなのでしょうか?
こういう欲求は食事と同じで、満足を溜めておくことはできません。
ひとつ欲求を満たしても、また次の日には、また別の欲求が生まれてきます。
何度も言いますが、1日は24時間は変わりません。
- やるべきことに追われて24時間が終わる
- 欲求を満たすだけで24時間が終わる
- やるべきことをやり、欲求を満たす時間も確保する
この3つのパターンがあるとしたらどれがいいですか?
私の経験で言えば【C 】やるべきことをやり、欲求を満たす時間を確保するが一番、毎日を充実した気持ちで1日を終えることができるんですよね。
欲求は、わけて考えるのがおすすめです。
- 目の前にある欲求
- 長期的に見た欲求
この2つです。
目の前にある欲求とは
- 好きなものが食べたい
- 好きなテレビやネットが観たい
- 好きな本、マンガを読みたい
- 好きな音楽を聴きたい
などの、すぐにできるようなことです。
目の前の欲求は、手っ取り早く満たすことが可能なものなんですよね。
1日、15~60分ぐらいでも「目の前の欲求を満たす時間」を確保するだけなら、何とか予定を調整すればできそうですよね。
ただ、この時間を「できたらやろう」と思っているうちは、いつまでも変わりませんし、そんな時間はできないままなんですよね。
自分で「この時間を確保する」と決めてしまうしか方法はありません。
毎日これがあるだけで、充実感や満足度がUPします。
食事や寝る時間と同じように、毎日欠かせない予定としてルーティン化しましょう。
これによって、心の健康を守れるようにもなります。
この先にやりたいことをやるために今できることをする時間を確保する
予定を立てて、やるべきことをする意味は
- 生活のため
- 将来のため
であることがほとんどですよね。
快適に生活を保つためにしていることと言えば
- 仕事をして収入を得る
- 家事や育児をする
- 勉強をする
- 運動をする
などです。
どんな「生活」「将来」にしたいのか?
という欲求がもとに「生活」「将来」を今を選んで行動しているんですよね。
すぐには実現しないことでも、そこに向けて行動を重ねていかなければ、空想で終わってしまうんですよね。
本当に実現したいのならば、やるしかない。
満足する結果が出るまでは、どこがゴールなのかもわかりにくいですし、時間がかかることが多いのでやる気を保つことさえ難しくなります。
つい目の前のやりたいこと(欲求)に多くの時間を割きたくなりますよね。
目の前の欲求だけを満たすのでは、自転車操業をしている会社のようで、何年経っても生活事態はラクにならないでしょうし、できることも限られてしまいます。
生活や将来のことも、今と変わらずにいきたいと思っていても、社会は日々変化していくので、そのままでいることは厳しくなるんですよね。
わからないことが多くなれば、不安や不満も多くなりますものね。
私たちも社会の変化に対応しながら、自分の快適な生活を目指していくことが大切だと感じています。
大人になってもいつまでも成長することはうれしいことでもあり、終わりはないんですよね。
こうする必要があるという「意思」を優先させる理由は、長期的な望み(欲求)を満たすためなので、同じことなんですよね。
普段、子どもは
この状態が多いというわけなんです。
数年後に、「長期的な欲求」を満たすメリットを目指して、毎日コツコツとバランスよく時間を配分していきます。
日々を満足してやる気を保つためには、「目の前の欲求」を満たすことの方が効率的で即効性があります。
自分が充実して過ごせる満足できる1日にするためには、それぞれに意味があることなんですよね。
これらの欲求を満たすためにバランスよく、毎日に時間を配分する必要があるんです。
子どもが早寝早起きをするために私が変えたこと
具体的に早寝をするために生活を改善したことは
今まで | 変えたこと |
寝る時間は何となく9時と決めていた | ・睡眠時間が大事な理由 ・年齢に合った推奨睡眠時間 を子どもに説明し理解してもらった |
夕食の準備は17:30~ | 夕食の準備は16:30~ |
夕食は18:30~20時頃 | 夕食は18~19時 |
寝る前に腹筋10回ずつ | 20:30~20:40 ストレッチタイム(ラジオ体操orストレッチ動画) 時間があれば✙寝る前に腹筋10回ずつ |
疲れている日やトラブルがあった日は慌てずに寝る時間が遅くなる | 子どもはどんなに忙しくても夜9時には電気を消して就寝する |
疲れているときには、昼寝を何分しても仕方がない | 疲れていても、昼寝は30分までにする(夜、眠れなくなるため) *体調不良で病気のときは例外 |
家族で同じ部屋で寝ていた | 子どもが1人で寝られる場所を用意した |
以上です。
子どもに睡眠時間が大事な理由を教える
我が家は、子どもが寝る時間は9時と何となく決めてたんですね。
その時間を守れずにいた日が続いたのですが、私も子どもも結果、睡眠時間が少なくなるとはあまり深く考えてはいなかったんですよね。
朝、起きることができればいいかな
そんな感覚でいました。
推奨睡眠時間についていろいろと調べてみると、やはり、睡眠時間の大切だと。
もう寝る時間だよ!
はーい、もうちょっとまって
私だけがわかっていて
寝るのが遅くなっちゃうよ!はやく寝なさい
といって、だんだん時間が経ってしまい、今まで時間通りに寝ることはできない日もあります。
子どもが推奨睡眠時間を確保するためには、早寝早起きする必要があります。
早寝早起きをできるようにするには、まずは
- 年齢ごとに推奨睡眠時間があること
- 今の子どもの年齢に必要な推奨睡眠時間
を具体的に伝えることが必要だと思いました。
これは私も何となくの認識から、目的意識をはっきり持つきっかけとしても必要なことだったんですよね。
夕食の準備は16:30~
夕食の準備が遅くなってしまうことも、寝る時間が遅くなる原因であると感じていました。
6時間授業が多くなり、習い事、宿題、子どものやりたいことなどを考えると、夕食は遅くなっても仕方がないと思いこんでしまっていたんです。
19時頃から夕食にすることが多かったのですが、食後にお風呂に入るため寝る時間がいつも遅くなっていたんですよね。
それを改善し、夕食の時間は18時からするようにしました。
どこかで私も夕食の準備を始めるのがおっくうになっていたんだと思います。
私自身も「余裕を持って夕食の準備をするようにしよう」と、気持ちを改めることに。
子どもに話しかけられることがあっても手を止めてもいいように、余裕を持って夕食の準備は16:30~にすることにしたんです。
夕食の時間は18~19時
うちの子は、食後にお風呂にしないと眠れないそうなんですね。
食後、すぐに寝るのもよくないのもあって、夕食は18時からにする方がいいと考えました。
まずは夕食を先に食べてから、誰かがお風呂に入っている間にできなかったことや他のことをするのもいいですよね。
20:30~20:40 ストレッチタイム(ラジオ体操orストレッチ動画)
今までは、寝室に行ってから布団の上で腹筋を10回ずつやってから読み聞かせをして寝ていたんです。
なんだかんだで寝室へ行く時間も遅れていましたし、布団で腹筋をするのも子どもは進んでやる感じではなかったので、ダラダラと時間がかかってしまうんですね。
それを
動画を見ながら、音楽に合わせた運動の方が子どもも楽しめるかも?
と思ったので、お風呂から出て少ししてからストレッチタイムを10分間つくってみました。
軽くストレッチや運動をすると、1日に使った筋肉をほぐすような役割もあるんですよね。
身体がリラックスして、気持ちよい睡眠ができるようになります。
あまり難しいストレッチはやる気がなくなってしまいやすいので
- ラジオ体操
- ケロポンズ
- 子どもとできるストレッチ
など、誰にでもできそうな簡単な体操やストレッチ動画がおすすめです。
動画でやることで、テンポよくでき時間通りに終わるのがいいですよね。
やる気がなく適当なときもありますが、その時間にそんな日があってもいいかなと思っています。
今はまず同じ時間に、動画を流し体操するルーティンを定着させることに重点を置いています。
子ども(小、中学生)は忙しくても夜9時に就寝する
学校が6時間授業だと、帰宅は16時頃になりますよね。
習い事や宿題、自宅学習などがあれば、あっという間に夕食、入浴、寝る時間となってしまいます。
好きなことをやる時間(読書、遊び、テレビなど)は
「1~2時間あればいいかな」
といった感じですよね。
ちょっとかわいそうな気がしていました。
ついつい
もうちょっとだけ
ちょっとだけだよ!
という子どもたちの言うことを聞いてしまって寝る時間が遅くなることを許していたところもあります。
具体的な推奨睡眠時間を知ったことで
「この時間を守ったうえで、どうすれば、自由な時間を増やすことができるのか?」
を考えることに。
私の中での意識改革です。
やり方次第で、子どもが納得さえできれば、短い時間であっても満足はできるのかもしれないと思ったんです。
子どもが就寝する時間は今までと同じ9時ではありますが、ほぼ寝る時間を守れるようになりました。
疲れていても昼寝は30分までにする
今までは「少し疲れているのだろう」というときにリビングのソファーで寝てしまうときもあったのですが、そのまま寝かしていたんですよね。
疲れているときには昼寝で1時間ぐらい寝てしまうときもありました。
うちの子は日中に30分以上の昼寝をすると、夜に眠れなくなるんです。
そうすると昼、夜が逆転していまい、日中、活動的になれなくなるんですよね。
その習慣が続くのは避けたいので、どんなに疲れていても30分以上の昼寝はさせないようにしました。
子どもは疲れているときにもっと寝たがるのですが、そこは
夜、眠れなくなっちゃうから、起きようね
といって、眠そうな子どもを何とか起こして、一旦、テレビなどの時間でリフレッシュさせて目を覚ますようにしています。
まだ、身体の疲れと眠気が残っているままなので、9時に寝るときには子どもはスムーズに眠りに入れています。
我が家の場合で見ると、子どもは昼寝を15分で起こしてもなかなか起きません。
せいぜい、30分ぐらいなら、少しは疲れが取れているように感じています。
それ以上の時間になると、うちの子の場合、夜眠れなくなるんですよね。
子どもが1人で寝られる場所を用意した
今までは親子で川の字で並んで寝ていたのですが
ひとりで寝てみたいな
サンが電気を消した後にふざけてきて、すぐに寝ることができないだもん
という子どもが言い出したので、別の部屋に布団を敷いてひとりで寝る日をつくることに。
わたしもひとりで寝てみたい!
というので、これを機に
たしかに、子どもの言い分を聞いて早寝をしやすい環境をつくるのも大事だもんね
ということで、子どもたち交互にひとりで寝る日をつくることになりました。
それからは電気を消してからすぐに寝るようになりましたし、自主的に目覚ましの起床時間を早めに設定して
みんなより早く起きて好きなことしてもいい?
なんて聞くことも。
朝は気持ちだけでなかなかひとりで起きるのは難しいままですが、たまには自分で起きられるようにもなりましたし
寝る環境を変えただけなで意識は随分と変わるものなんですね
こう実感しています。
早寝早起きをして変わった!よかったこと5つ
早寝早起き(十分な睡眠)をして変わったよかったことは
- 朝から活動的になった
- 気持ちに余裕ができた
- 本当にやりたいことを厳選するようになった
- 効率よくやるようになった
- 風邪をひくことがなくなった
この5つです。
朝から活動的になった
うちの子は
どんなに忙しくても夜は9時には寝るよ
という話をした数日後に
朝、早く起きて○○してもいい?
といってきました。
なんで、どうしたの?
なぜかといえば
やりたいことをする時間が少なくなっちゃうから、朝早く起きてやりたいの
というのです。
あまり早く起き過ぎると、睡眠時間が少なくなってしまうので
15分ぐらいならいいよ
といいました。
この日から、自分で目覚ましを早めにセットして、私たちより15分早く起きて6時までは自分の部屋で好きなことをしています。
そこから、サッと朝ごはん前のテーブルを拭く役割を終わらせて、のんびり食事ができるのを待っているようになりました。
この変わりようは、どういうことなの?
あんなに口うるさく「早くしなさい!」と言って苦労していたのがウソのようです。
このまま、続いていきますように!!
早寝することで早起きしようと思うようになるみたい。
朝から活動的になったのは確かです。
気持ちに余裕ができた
これは私の変化なのですが、必ず18時に夕食が食べられるように夕食の準備の時間を16:30~18:00の1時間半にしたのがよかったみたいです。
たとえ食器を洗うものが残っていたとしても、今まで1時間の準備時間としていたので、慌てずにできるんです。
夕食の準備をし始めると子どもたちは話をしたくなるようなんです。
すると私は話しをしながらになると料理の手を止めてしまうことも多いんですよね。
自分ではあまり気づかなかったけれど、料理以外のことに気を取られることがけっこうあるんですよね。
その時間のゆとりも30分多めにとったことで、子どもに話かけられてもイライラせずに時間通りに夕食を準備できるようになりました。
あまりに話しが多いときには、夕食が早めに食べ始められれば食事をしながらも会話はできますし、食後の休憩の時間でも大丈夫です。
このように、私自身の気持ちにとても余裕が持てるようになりました。
本当にやりたいことを厳選するようになった
子どもは、1日に使える時間は朝6時~夜9時までと決めてから
いかにして、親を納得させてやりたいことの時間を増やすか?
ということに力を注いでいます。
子どもは平日は勉強、習い事の練習、自分の食器洗いなどのやるべきことはできるだけ早く終わらせたいし、自分のやりたい時間を多くしたいんですよね。
予定はある程度わかっていても時間を忘れてしまったり、言い訳をして「目の前の欲求」に従ってしまうことが多かったんです。
食事の時間が今までより、30~60分早くなった分、テキパキとやるべきことを終わらせないと、やりたいことをする時間が減ってしまうのがよりリアルに感じるみたいです。
時計を見るのを忘れ時間が過ぎることはありますが、時間の確認をさせるようにだけすれば
あっ!時間がない
と、時間に気づくとすぐ行動できるようになりました。
日によっては、1日の予定を調整することもOKにしています。
やるべきことの時間さえ夕食前に確保してあれば、やりたいことを先に持ってきてもOK。
私も気持ちに余裕ができたのもありますし、子どもも夕食の時間は守るという共通の意識を持って行動できているので子どもを信頼して自分で決めさせようと思えました。
それまでは
やることが終わってからでないと、好きなことはできないよ
といっていたんですよね。
やり方や考え方、そして行動も随分と変化しました。
これまでは
だったのが
のように「勉強、習い事の練習」と「自分がやりたいこと」が
と子どもの気持ちが変化した気がします。
ダラダラと時間をムダにするのではなく、自分にとっての必要なことを厳選し行動するようになったと感じています。
効率よくやるようになった
うちの子は、やりたいことは「今すぐにしたい」という気持ちが強いようなんです。
今までは、時間を守るという概念があまり身についていなかったのですが、今は嫌でも使える時間が決まっているので、動かせない時間を設定したことで他の部分は自分で調整することも可能にしています。
というのを基準に
ということにしています。
あまり余裕がない時間の方が、自分で調整していく工夫をするようになるんですよね。
「目の前の欲求」を先に満たしてあげた方が、結果的に他のことをする「やる気」につながり効率的になる
というのも、子どもを見ていると感じます。
風邪をひくことがなくなった
風邪をひけば身体がだるくなりますよね。
回復するまでは、やりたいことも思うようにできなくなります。
できるだけ風邪はひきたくないですよね。
早寝早起きをするようになってから、子どもたちは風邪をひかなくなりました。
小学校の中学年ぐらいになると、身体が強くなったのか?!
他の理由もあるとは思いますが、体調が安定しているのは確かです。
今学期は学校も休みゼロで、うちの子の自己記録を更新中です!
まとめ
「早起きは三文の徳」
この言葉は、なるほどその通り!!
と、納得の結果となりました。
成長とともに「やるべきこと」「やりたいこと」は増えていきます。
それが当たり前で、寝る時間も遅くなっても仕方がない
この考え方は間違っていました。
結果として、寝る時間が遅くなると子どものやる気や体調は安定しません。
寝る時間や食事の時間を早めに予定し、そこに重点を置くことで身体と心が整い安定してきます。
日中の自由な時間が減るような気に思えますが、そうではなかったんです。
早寝早起きするようになると、逆に
短い時間でどうやってムダなく効率的に動こうか?
と考える行動できるようになるんですよね。
これは、大人も子どもも同じです。
睡眠によって、心や頭の中はリフレッシュされ身体を休めることで体力が回復してくるんですよね。
身体や心、頭がニュートラルになっている状態に戻してあげないと、やる気は起きないんですよね。
子どもの困った行動である
- 言われたことができない
- 時間が守れない
- だらだらしている
こういったこと、すべてに足りていないのが
- やる気
- 時間の概念
だと思います。
これまでの生活を考えてみれば、私自身も足りていないもののようにも感じました。
まずは、自分の生活を見直して、親子で年齢に合った睡眠時間を確保し生活を整えていくことが大事なんですよね。
今回、早寝早起きに親子で生活改善してみて
- 年齢に合った睡眠時間をとることは大事
- 子どもの態度は、親の感情や生活態度を感じとって影響されているんだな
と感じたんですよね。
親の不調は子どもに移りますものね。我が家でも思い当たります。
子どもをどうにかするだけでなく、同時に親も自分の身体と心を整えていくのも忘れずに睡眠時間を確保していきましょう!
早寝早起きはいいことがたくさんあります。
早寝早起きをするためには
- まずは寝る時間を決める(年齢に合った推奨睡眠時間をとる)理由をしっかりと子どもが納得できるように説明する
- 食事の時間、寝る時間は毎日一定の時間を心がける
- 寝る前に簡単なストレッチまたは体操をする
ことが大切なんですよね。
親も余計な注意をする必要もなくなり気持ちに余裕ができるので、以前よりだいぶラクになりました。
早寝早起きは、いいことあるね!
と子どもも経験してみて実感すると思いますよ。
あとは、親子でこれを継続していきたいですね。
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