子どもの得意なことの見つけ方!良いところが「得意」に変化する意外な方法

※当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています

「自分の得意なことは何ですか?」と聞かれても、すぐにはっきりと答えられる人はどのぐらいいるでしょうか?

私も自分が得意なことが何なのか?大人になってもまだ、はっきりとした自信はありません。それでも以前よりは、歳を重ねたおかげか、自分のことも少しは客観的に考えられるようになったかな。

時々「もっと小さい頃から得意なことが自覚できていたのなら・・・」と思うこともあります。

自分が子どもを育てる立場になると、今度は子どもの得意なことは、なるべく早い時期に気づいてあげたいと思うようになりました。

好きなことや、得意なことを早い時期に知ることができれば、そのことに関する専門的なたくさんの情報に触れることもできます。

結果として方向転換することがあっても、そのことに触れたことや取り組んだ過程は、その子だけの力となっていきます。

その可能性をぜひ、見つけてあげましょう。

今回は、子どもの得意なことを見つけるための方法をお伝えします。

興味のある方は、きっかけも読んでみてくださいね。

 

好きなことや得意なことを探し始める きっかけ

子どもが幼稚園生ぐらいになると「将来は何になりたい?」と誰かに聞かれるようになったり、自分から「将来は○○になるんだ!」なんて話をよくするようになります。

多くの違うタイプの子ども達と出会うことによって、相手と自分の違いを意識し始めるんでしょうね。

子どもが得意なことを見つけようとする きっかけ

  • 子どもの自我がはっきりしてきたこと
  • 自分とはタイプの違う友達との関わりが増えたこと
  • 親以外の大人(先生、お友達の親など)との関わりが増えたこと
  • テレビや本、外出先での興味の幅が広がって視野が広くなったこと

こういったことが関係していると思っています。

親の私が子どもの得意なことを意識し始めたきっかけ

初めは「子どもの人生は子どもの好きにさせてあげたい」と思って見守っていけばいいのかなと、のんびり構えていました。

しかし 子育ては、自分が子どもの頃にもっとやっておけばよかったなと思うことや、こうしておきたかったなということを、知らぬ間に自分に重ねながらしているんですよね。

私の中では「子どものうちに自分の特性を知って、打ち込めることは幸せなことかなぁ」という気持ちが強くよみがえってきました。

得意なことがわかれば、親もサポートしやすいですし、子どもも自信を持って楽しみながら得意なことを伸ばすことができます。

将来の夢は、夢ではなく、目標として目の前にある現実的な課題として見えてきます。そうなると、今やるべきことを自ら行動するようになります。

子どもは、世の中にどんなものがあるのか、どのようにしてそういったことができるようになるのかという種類や手段を知らないだけなんですよね。

自分もそうでした。

そんなことを思い出したことから、子どもには早いうちから、意識的に得意なことを知らせてあげることにしました。

子どものまっすぐでピュアなやる気と情熱は、もしかすると大人以上のこともありますからね。その時に情熱を注げることがあるのって素晴らしいことだと思いませんか?大人も見習いたいくらいですよね。

 

子どもの得意なことを見つける方法

子どもの得意なことは、子どもとたくさん関わる中でわかります。

子どもとの「見る」「話す」「聞く」「伝える」ことがポイントです。

子どもに直接聞いてみる

子どもに直接「得意なことは何?」と聞いて答えてくれればラクですよね。本人がすでに自覚している場合もありますよ。

得意なことは「自分はこれが好き」「自分はこれができる」と言えることなのです。

まずは、直接聞いてみることをしてみましょう。

ほめられることに注目してみる

お友達や先生、近所の人、たまたま街などで言われたことの中で、ほめられたことを思い返してみましょう。

ちょっとしたことでも、何でもいいんです。

「元気がいいね!」でも「じっとしていられるのが偉いね」などでも。

ほめられた経験を子ども自身が自覚していることに意味があるんですよね。

小さい子どもほど、素直に「○○先生にね、ちゃんと周りのことを考えているんだね、すごいねって言われたんだ~」と親に伝えてくれますよね。

そうしたら「お母さんもそう思っているよ」と認めてあげることが大切なんです。他の気になる部分は、その時はわけて考えてあげてくださいね。

他の人に言われた言葉を聞いて「えっ!そうなの?」と、親が知らなかった子どもの得意なことを知ることもあります。

うちの子の場合、幼稚園の頃、数人のお母さんや先生から子どもが描いた絵をほめていただいたことがあって、ビックリしました。

幼稚園の頃の絵って、けっこうみんな明るい色や自由にカラフルに描いていて、どれも素敵だし私としては特に違いがあるように思いませんでした。このように親だけの目線では気付けないこともあるのですね。

他の人から言われたうれしい言葉は、ほんのちょっとしたことであっても子どもに伝えるようにしています。そうすると、ちょっと照れながらも、すごくうれしそうにします。見ている私も、うれしくなります。

子どもの得意なことは、子どもとの会話や、先生や子どものお友達、そのお母さんなどによって子どものよさを教えてもらえているんですよね。

お世辞のときもあるかもしれませんが、たびたび言われることであれば、それは本心として受け取ってもよいのではないでしょうか。

他の人からほめられた言葉から、子どもの「得意なこと」の新芽を見つけることができます。

子どものよいところが、本人は自覚していないようであれば、ほめてくれてたことを本人に伝えたり、忘れたころに、くり返し思い出しておしゃべりしてみるといいですね。

本人には自分の得意なことに気づいて、自信を持っていって欲しいですものね。

時間があるときに「よくやっていること」に注目してみる

子どもが自由な時間に、ちょっとでも時間が空けばやっていることありませんか?

好きなことは、いつまでもやっていたくなりますよね。

本を読む、ゲームをする、おしゃべりをする、絵を描く、調べものをする、考えごとをする、ごっこ遊びをする、クイズをする、サッカー、歌、ダンスなど、何でもいいんです。思い出してみてください。

楽しいから、ついやりたくなる。できるようになるのがうれしくて、もっとやりたくなる。きっと、こんな心境ですよね。

子どもの小さいうちは、何をしてもほとんどのことが楽しくて仕方がないでしょうね。なぜって?子どもは小さなうちは、イヤなことはしませんものね。

何かをしていて楽しいと感じているときは、それが「得意なこと」です。

いつもやっていることの何が好きなのかを探ってみる

子どもに聞いてみましょう。

「いつも○○をよくしているね。大好き?そのことのどんな部分がとくに好きなのかな?」と。

以前、うちの子どもと、こんなやり取りがありました。

うちの子が空いている時間に自分で考えたキャラクターの絵をよく描いていました。そのときにこの質問をしてみたのです。

「いつもよく絵を描いているね。大好きなんだね、どういうところが一番楽しいと感じるのかな?」と私が聞いてみました。

すると子どもは「絵を描くのは楽しいけれど、このキャラクターを考える方がもっと楽しい。私は、絵を描くことよりも考えることが好きなの!」と答えました。

投げかけた言葉に対して、返ってきた言葉が予想外で「あっ、そこなんだ!」と思わず、納得してしまいました。

子どものやっていることは、見たままを親がかってに解釈するのではなく、子どもの気持ちを聞いてみることが大事なんだと、改めて感じました。

子どもの気持ちを聞くことで見えていなかった得意なことを見つけられます。

 

将来の役に立つかどうかは気にしない!見守ることで別な得意なことも発見できる

将来に役に立つようなことであれば、どんどんやってもらうように応援する気にもなりますが、将来的にどうなるか不安なことに関しては親はできるだけ避けて欲しいと思ってしまいますよね。

結局は親が子どもに対して「得意なことを活かせる仕事ができるようになったらよいのにな」という思いがあるのではないでしょうか。

そのために、現在の世の中で、仕事として不安なものであったりすれば、親は認めたくないですよね。

「それは意味がない」とか「そんなことは役に立たない」というような態度で否定してしまえば、子どもからすれば「ただ親が心配したくないためにそうしている」と思うことになるでしょう。

今ある、職業は以前にはなかったものもたくさんあります。この先、子どもが自分たちで新たな仕事を作っていくことをしたっていいし、やり方を変えていくことだってできます。

そのための可能性をつぶしてしまう理由はどこにもないですよね。どこで、その子の得意が役に立つかなんて、本当にわからないですよ。

好きなことが何であっても、そのことに誰よりも集中して一生懸命に取り組んだ経験は他の人には、できないことかもしれません。その人並み外れた集中力はその子の立派な「得意なこと」となりますものね。

「世の中のこと」「仕事のこと」の情報を与えてあげると子どもが自分で得意なことを見つけやすくなる

子どもは、よいことも悪いことも、まだまだ知らないことがたくさんあります。人としての道を外れた間違った判断をしないためには大人になるまでは誰か(親・先生・大人・先輩)が身近にいて教えていく必要があります。

「得意なこと」をしていくときに「間違ったやり方」になりやすい環境や考えもあるんだよということを子どものうちにしっかりと教えていきましょう。

大人になって、その辺りがあいまいであれば「得意なことを結果的に悪用してしまった」なんてこともあり得ますよね。

世の中のことや、仕組みをよく知ることができていなければ「得意なこと」をまるで評価もしてもらえないような場合だってあります。

「得意なこと」は将来的に不安定だから(苦労させたくないから)認めないというのではなく「働き方やお給料や待遇といったこと」と「得意なことを活かすやりがいのこと」も含めて知って自分で選んでいくことを教えていきたいですね。

選択肢を増やすことは、ある意味、親や周囲の大人の役目のような気がします。そこから子どもが興味を持って始めることで、「得意なこと」を見つけられることだってあります。

苦手なことを知るとこで得意なことがわかる

最近、子ども達にも分担してお手伝いをするようにお願いしています。下の子には、洗濯ものをたたむことをお願いしました。

お手伝いは、基本的には週末のお休みの日にやることになっています。しかし、いつまでたっても、やる気のない素振りでしまいにはぐずりだしました。

話を聞いてみると「たたむのが難しくてうまくいかないからやりたくない」とのこと。

もう一度、たたみ方を教えてみてもやる気はなしです。

仕方がないので、低学年でもできそうな他のお手伝いを提案することにしました。

私も少しイライラしてしまって、多分嫌がるであろう「じゃあ、上履きを洗ってみる?」と言ってみました。

当然「いやだ!」と言われる思っていたのです。

ところが下の子からは「うん!やる、やりたい!!」と思わぬ言葉が返ってきました。

「えっ、本当に?できるの?」と私。

新しいお手伝いは教える方のが大変で、ちょっと後悔。。

しかし次の週からは、これでよかったことに気づきました。

その日から、上の子の上履きも一緒に2足を毎週、下の子が洗ってくれています。今まで私が2人分を洗っていたので、すごくラクになって助かっています。

その上、洗い終わるといつも「ふ~、きれいになったよ!みて、すごいでしょ。あ~楽しかった」と、どうやら楽しんでやっているようです。

私は上履きや靴を洗うのがあまり好きではないので、この展開にはびっくりで、新たな子どもの可能性を発見できました。

ちなみに、お手伝いはポイント制なので後日、おこづかいをちょっぴりあげることになっています。

やりたくないことの代わりに、これだったらできそうとか、やってもいいというようなことからも「得意なこと」は見つけられます。

 

【重要】意外!自分の「好きなこと」「良いところ」を自覚すると「得意なこと」に変化する

ここまで、子どもの「好きなこと」「良いところ」「得意なこと」をいろいろ見つける方法を見てきました。

「好きなこと」「良いところ」が「得意なこと」に変化するためには、子ども自身が「自分はこれが好きなんだ」と自覚することが大事なんですね。

先ほど、子どもが「絵を描くこと」が好きだと思っていた私が、子どもに「絵を描くのが楽しい理由」を聞いてみたら「どんな絵にするのかを考えることが好き」という意外な答えが返ってきましたよね。

その時点では、まだ「考えることは好きなこと」と子どもも思っていたんですね。

しかし、自分の言葉で誰か(親である私)に話してからは、自分自身でそのことを強く意識するように変化したようです。

うちの子が時折、ふっと「私はやっぱり、考えるのが好き」と言ってくることが多くなったんですよね。

この辺りから私も「あぁ、この子にとって『自分は考えることが得意』に意識が変わってきているのだなぁ」と思うようになりました。

私にとってはとても意外な発見で、こうやって得意なことをみんな見つけていくんだと教えてもらった気がしたんですよね。

子どもは無意識に好きでやっていただけのときよりも、誰かに話すことによってより自覚して動くようになります。

ただ、好きでやっていたことから、人に「私は○○が好きなんだ」と発信することで「自分が得意なことなんだ」と自覚することができるんです。

このやりとりで、子どもの「好きなこと」「良いところ」が「得意なこと」に変化していきます。

 

まとめ

子どもの「好きなこと」「良いところ」を見つけて、本人も自覚することができれば、「得意なこと」になるんですね。

大人でも同じことが言えますよね。

子ども得意なことを見つけるためには

  • 見る
  • 話す
  • 聞く
  • 伝える

以上のことをたくさんしてみてくださいね。

「見る」

子どもをよく観察していくことで「あ~いつもこれをやっているな」と気づくことがあります。いつも見ていないような振りをしながらも、しっかりと見ていてください。

 

「話す」「聞く」

そして声をかけて、思っていること考えていることを聞かせてもらいましょう。

子どもは、思いがあっても、言葉に変えたりすることがなかなかできないときがあります。その言葉を知らないとか「どう伝えたらいいのか、何て言ったらいいのか、わからない」と高学年の上の子でさえもよく言っています。

その子が思っていること、考えていることを知るためには、大人がその子の言いたい感じのことに近い言葉を見つけて探っていく作業が必要です。「それって、こういうことかな?」「これと同じ感じのことかな?」という風に、一緒に会話して表現を手伝ってあげる。そして、子ども自身も自分の言いたいことを表現することによって自覚していくことが大事なんですね。

会話をくり返ししていくことで、子どもの得意なことに確信を持てるようになります。

国語の語彙力もついてきますし、気持ちや、自分の行動を説明ができるようになる会話力の訓練にもなります。これは、生活していく上でとても大切になってきますものね。

 

「伝える」

誰かにほめられたこと。世の中のこと。仕事のこと。たくさん教えてあげてください。子どもの得意なことを意識できるお手伝いをしてあげましょう。

 

ぜひ、子どもの小さいうちからたくさん話かけて、その子の性質や興味を知って「好きなこと」「良いところ」なことを見つけてあげてくださいね。

「好きなこと」「良いところ」が見つかったら、小さなことでもよいので子どもに伝えて自覚させましょう。

「好きなこと」「良いところ」+「自覚」=「得意なこと」

「好きなこと」「良いところ」を自分が自覚するようになると「得意なこと」に変化します。

そうすれば、早い時期から意欲的に自信を持って取り組んでいくことができますよ。

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました