家事のお手伝いはやってもらもの?子どもが自分から進んでお手伝いをやるためには

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子どもにとっては、お手伝いといえば

  • 大変なこと
  • いやなこと
  • やりたくないこと
  • 面倒なこと

こういった思いが多いですよね。

 

そのままの考え方で大人になるとどうなると思いますか?

なんとなく想像がつきますよね。

社会に出てからもその考え方でいると「いつも何かを仕方なくやらされている人」でいることになります。いつまでも受動的で、責任を持つことができなくなってしまうんですね。

それでは、社会に出てからも誰かに指示されてからでないと動けない、動くための理由づけがわからずに困ってしまうことになるでしょう。

大人になるということは、自分のことは自分で責任を持つということ。そのためには、子どものうちにそのことも含めたことを経験させ、教えていく必要があります。

 

家事のお手伝いは「やってもらう」ものでも「無理やりやらせる」ものでもありません。

小さな社会である「家族」の一員としての任務だと思ってもらうのがよいのではないでしょうか。

 

「子どもが普段お手伝いをする理由」と「親が子どもにお手伝いをさせる理由」には違いがある場合があります。

その違いをわかったうえで「なぜ、お手伝いをするのか?」ということに親子の共通の意識をもつことをおすすめします。

そうすることで、家族でいっしょに頑張っていこうという気持ちが生まれるんですね。

自分のことは自分でできる。自分から進んで行動できるようになることが身につけば、将来、社会の出たときのためにもよい練習になりますよね。

 

お手伝いを通して、子どもが進んで行動できるようになるためには

  • お手伝いに対する子どもの考え方、親の考え方の違いを知って、同じ目的意識をもつ
  • 家族の一員の任務として考えることで自分から協力して動ける人になる目的をもつ

このようなことをしていきましょう。

 

 

子どもはなぜお手伝いをするの?

子どもにお手伝いを頼むとき

うちの子たち
うちの子たち

えー、なんで~

なんて言葉が返ってくることありませんか?

 

そういった言動からわかるお手伝いに対しての考え方は、いくつかあるようです。

 

親が忙しいから

お母さんが忙しくしていて、いつもイライラして怒りっぽかったり、疲れていて元気がなかったりということがあると、子どもはイヤなんですよね。

お母さんだって、いつもニコニコとご機嫌でいたいのは山々なんですよね。

家事や育児は予測がつかないことが多く、思い通りにいかないことがたくさんあります。

子どもに

  • しつけ
  • 勉強
  • 身の周りのこと

などを何度もくり返し、教えていくことにだって時間や労力がかかりますよね。

そんなときに、子どもの方から「私が何か手伝おうか?」と言ってくれるときがあります。うれしいですよね。そんなことを言ってくれるのは。

その反面「もっと同じことを注意されないように、自分のことをできるようになって」と思ってしまうのは、正直なところです。

子どもは、精一杯がんばっていると思います。

自分の小さい頃だって、そのときにできる限りがんばっていた記憶があります。それでも、怒られちゃうんですよね。

どの子も同じように、すぐに何でもできるようになるわけではないとわかっていても、教えたらすぐにできるようになるだろうと勝手に期待してしまうんですね。それでできないことが続くと、時間もかかるし、声がけするのも疲れてしまってイライラしてしまう。

時間がなく疲れてイライラしているお母さんが少しでもラクになれば笑顔になるだろうと思って、お手伝いをしようとしてくれているんですよね。

 

時間があるから

とくにやることもなく、のんびりしていると親から

ちょっと、手伝ってくれない?

と言われてしまう。

 

こういうことって結構ありますよね。

子どもは最初のうちは何も考えずにヒマそうにしていたのが、今度は

うちの子たち
うちの子たち

今、忙しいの

と、いつも何か(本を読む、遊ぶなど)をしていることが多くなりました。

たしかに、子どもは成長とともに忙しくなってきますので、自由な時間は減っていきますものね。仕方がないこともあります。

それとも?ある意味、知恵がついてきたということなのでしょうか。

こういう理由でお手伝いをするのであれば、できなくても仕方がないということになってしまいますよね。

しかし、家事は誰かがやらなければ生活ができません。

「時間がないからできない」という理由で誰もやらなければ、洗濯も食事もできないままで生活はできなくなってしまいます。

時間がないのは、家族のみんながそれぞれに同じように感じていることです。

みんなも同じなんだということを子どもに教えてあげる必要がありますよね。

家族のみんなが笑顔でいるためには「親も子どもも、同じように自由な時間ももてるようにしていくために、どのようにしていくのがよいのか?」をいっしょに考えていくようにしましょう。

 

ご褒美がもらえるから

お手伝いをやってくれたかわりに「○○してあげるからね」

こんなやり取りを私もついやりがちです。

「何かがもらえるから、お手伝いをする」

子どもにとっては、このような理由になっていると思います。

安易にこのやり方を続けていくと「何ももらえないのなら一切したくない」という状態になっていくんですよね。

もらって当たり前になってしまう。

お手伝いを労働ととらえて、仕事をする意識をもつことはよいですよね。

そういうことならば、なお責任もしっかりともってやっていって欲しいですね。

「なぜ、おこづかいをもらえるのか?」という理由はもっと細かく教えてあげる必要があります。

お手伝いをしたからということだけではなく、仕事に対する労働としての報酬であるのなら、お願いするお手伝いの内容を自分のことだけではないものにした方がよいでしょう。

お母さんやお父さんの担っている仕事のことを例に出して

パパやママもご褒美がなければ、やらないけどいいかな?

ということを聞いてみるとよいでしょう。

 

きっと子どもは、それでは困ることがわかると思います。

「収入、時間、労力を家族チームで分担してやっているんだよ」っていうことをイメージさせることで、家族チーム(小さな社会)で社会に出てからのお試し体験をしている感じですね。

 

ただ、家事のお手伝いとなれば、どうでしょうか?

結局は、子どもの食事の支度や、子どもの洋服の洗濯、子どもの居場所の掃除も含まれているのですよね。

これらは、ゆくゆくは自分でしていくことで、誰かが報酬をくれるわけではありませんよね。

誰かにお願いすれば、その分の費用も払わなければなりません。

その辺のことも含めて、世の中の仕組みをいっしょに教えていくことが大事ですよね。

 

やらないと罰をあたえられるから

「ちょっと手伝ってくれない?」と親が言ったときに嫌がったり、やらなかったりするとどうなるのか。

「なんで、やってくれないのよ!じゃあ、○○のことはやらないからね」というように罰をあたえるような言い方をしてしまうことありませんか?

お手伝いに限らず、私もたまに言ってしまうことあります(-_-;)

子どもは、そうした罰をあたえられるのがイヤだから、仕方なくやるしかないと思ってやっている。

そんなときもあるんですよね。

子どもが親からされたことは、他の人にもしてしまっていることがあります。

私が、このようなことを言ってしまった後に上の子が下の子

「○○しないと○○しないからね」

と言っているときがありました。

そこで、簡単にこういう言い方でやらせるのはよくないのだなと感じました。

知らない間に、よくないお手本をマネしてしまっているんですよね。

こんなときには、子どもを叱るだけでなく、自分の行動についても考え直す必要があるときなんですね。

「親子はそっくりだ」というのは、よく聞くことばですが、見た目だけの話ではなく、行動や話し方のことを言っている場合もありますよね。

親が子どものやり取りを見て「これはよくない」と思うときは、親自身も自分の行動をふりかえってみることをおすすめします。

 

親が子どもにお手伝いをさせる理由とは?

親が子どもにお手伝いを頼むときは、どんなときでしょうか?

時間がなくて忙しいから

親が何らかの事情で忙しい場合には、どうしても誰かの手を借りることになりますよね。

  • 頼める人は子どもしかいない
  • 子どもだとお手伝いを気兼ねなく頼みやすい

こんな理由から、つい子どもを頼りたくなってしまうんですよね。

表向きは「子どもが自分のことをできるようになるために」というつもりでも、大人の都合で必要以上のお手伝いをお願いすることがよくありませんか?

つい

ちょっと、お願いしてもいい?

なんてことが、増えていってしまうんですよね。

子どものうちは、勉強や遊びも大事な学びの時間ですものね。子どもの大切な時間を奪ってしまわないように、大人の都合で振り回してしまわないように気をつける必要がありますね。

 

自分のことができるようになる練習のため

子育ての目的のひとつは「子どもが自立できるようにする」ということ。

そのために、学校や家庭で勉強の他にもルールやマナー、さまざまなやり方や方法を学んでいくんですよね。

勉強やしつけ、社会のルールなどは、全く別のことというわけでなく、何かしらの共通する考え方も見つけることができます。

人と関わっていくことも含め以外と親自身も直接、教えてもらっていないことも多いのではないでしょうか?

私は、社会に出てから初めて知ったことがたくさんありました。知らない、できないことが多いと、大人になってから失敗や怒られる経験が増えていくことになるんですよね。

そうすると、弱気になったり、自信が持てなくなってしまったりするんです。

結局は、そこさえも乗り越えることができれば問題はないのですが、時間はかなりかかります。

失敗や経験は、子どものうちであればサポートできる親もいますし、失敗があったとしても周囲の人も見守ってくれています。

勉強にしても、しつけ、ルール、マナー、生活のこと、道徳など社会に出て知らなかったとならないように、子どものうちにできる限り教えてあげたいと思っています。

 

家事などのお手伝いをやることで

  • やり方を教わる
  • 自分で効率的な方法を考える
  • 他の人を共同で作業するときの配慮を知る
  • ものの仕組みや、素材の扱いを知る
  • ものを教わる姿勢(言葉づかい)を考える
  • 整理整頓の方法を身につける
  • 清潔、衛生に関することを身につける

などといったたくさんのことをやっていることになりますよね。

ある程度、子どもが責任をもって行動できるようになるまでは、子どものうちにお手伝いなどを通して、親が責任をもってそばについて教えてあげる必要があるんですね。

その分、教えていく親は大変ではあります。

しかし、子どもが大人になってから家事については、誰も教えてくれないことがほとんどです。教えてもらっていなければ、できなくてもそのままでも何も間違っていないとすら思うことだってあります。

それでは、社会で暮らすうえで、子ども自身がさまざまな問題を抱えてしまうことになるでしょう。

親が子育てをする意味を考えてみると、大変ではあっても子どものうちに教えておいた方がよいことがはっきりしてきますよね。

 

 

お手伝いに対して「やらされている」から「自分がやること」に変わるためには

「お手伝い」に対する思いが親子では違っていることがわかったと思います。

いくつかある中で、忙しいために「協力しよう」という子どもの気持ちと「協力してもらいたい」という親の気持ちは一致していることはわかりました。

「お手伝い」にに対しての共通の思いがあるということは、お互いの意思が共有できているということを実感することができますものね。協力するということは、困難があってもひとりではない心強さが生まれます。

お手伝いによって、学べることがたくさんあるんですよね。

ぜひ、他の違いも共通する目的になるような考え方に変換して、一緒にやっていく考えができるといいですね。

思いが違うままでお手伝いをすれば、お互いの気持ちを確認できないままなので、やらされていると感じてしまうものなのでしょうね。

では、どのように考えれば、共通の目的でお手伝いをするようにはできるのでしょうか?

それは考え方次第で、できると思っています。

 

家族を小さな社会と思って お手伝いを任務にする

家で暮らすことによって発生する仕事を「家事」としてみたときには、その小さな社会=家族のメンバーがそれぞれの役わりをもってできることを分担していくことが大切だということ。

こうやって文字にしてみると、そうする意味がはっきりしますよね。「家事」を家族の誰かひとりでやっているのは、おかしなことだと思いませんか?

子ども自身に関する、洗濯、食事、生活のことはいずれ、自分でできるようにしていくものだと思っています。

それ以外のゴミ出しやフロ掃除などの家族みんなが関わる仕事であっても、どう捉えていくかによって行動は変わってきます。

たとえ、お母さんが外に働きに出ていなくても、子どもがいれば育児やそれに伴うお付き合いや行事もありますよね。

その辺のわかりにくい労力があって、子どもも家族も安心して過ごせているのは、他の人はわかっているのでしょうか?

たぶん、子どもも(夫も)、言わなければわからないままの人は多いと思います。

では、どうしていくのがよいのでしょうか?

お手伝いする意味を教える

「なぜ、お手伝いをする必要があるのか?」ということを小学生の低学年だったうちの子にも伝えたことがありました。

 

うちの子たち
うちの子たち

ママが大変だから、お手伝いする

と初めは言っていましたので

そう思ってやってくれるのは、ありがとうね

受け止めつつ

 

これから、あなたたちが大きくなってからは、自分のことを自分でやっていくことになるのだよ。
だから、今から練習していくんだよ

という話をしました。

そもそも、私もそうでしたが、お母さんは家事をするのが当たり前と思っているようです。ですから子どもは「大変なママの仕事を手伝ってあげる」という発想なんですよね。

子どもが学校に毎日通っているように、共働きの場合や、家での在宅の仕事、その他の家族のお世話など「大人もそういったことを抱えているんだよ」ってことをわかるように伝えることも大事なことですよね。

家族という「チームのメンバーが手が回らないときや、体調がよくないときなどは、どうしていくのがよいと思う?」と聞いてみることで、学校でのクラスメイトとの関係ともリンクする部分もあるでしょう。

お手伝いを通して

  • 自分のことができるようになる喜び
  • 人と関わることを思いやれる考え方を知る

こういうことを知ってもらいたいですね。

 

まとめ

お手伝いは「やらされてる」でも「やってもらう」でもないことがおわかりいただけたでしょうか?

家事は、お母さんひとりが抱えてしまう仕事ではないということを、なるべく細かく子どもに教えてあげてください。そうすることで、お母さんにも笑顔が増え、家族のみんなが笑顔でいられる時間も増えるのですから。

家事は、大変な労働なんです。そのことを、子どもにもしっかりと伝えてあげてください。

お手伝いは、お金を稼ぐことや、仕事をすること、人と接することについても関係していますよね。

大人になったら「こういう○○があるから、今から少しずつ練習していこうね」という共通の目的をもつことは、親子で共にがんばっている気持ちとなり、協力し合っていくことにも意識が芽生えてきます。

ですので、家族のチームでは、親子の共通した目的が大切なんですね

共通の目的をもつチームの中では、その人ができる役わりが与えられ責任が生まれます。そのために「やらされている」ではなく「自分がやる」という責任感が生まれるのですね。

家族チームのメンバーの目的がバラバラだと、どちらかが「やらされている」という感情をもつことになるんです。

そのために、チームでいることをうまく機能(チームワークをよく)させるためには共通の目的をもつこと。

 

子どもにとってみれば、家事のお手伝いすると誰かひとりの負担が減らすことができる。そうして家族みんなが同じようににゆとりができれば、家族いっしょに楽しむ時間だってもてるようにもなるんです。

今まで忙しくイライラしてしまっていた人にも、笑顔が戻ってきますよ。

「何のためにやっているのか?」の目的を共有することって大切なんですよね。

 

お手伝いは、子どもにとって

  • 自分のことを自分でできるようになる練習
  • チームワークを学ぶ

などができるようになることが利点となります。

お互いに共通する目的をもつことで、家族全員にとってのメリットとなりますよね。

 

そんなわけで

  • お手伝いをする意味については共通する目的をもつ
  • 家族チームのメンバーとしての任務としていく

ことをおすすめします。

 

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