ギャングエイジは乗り越えられる!悩み多き小学校4年生の友達関係とは

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4年生にもなると、子どもたちはグッと大人っぽくなってきます。

子ども自身も「自分は何でもできる!」気分になってきている様子。

それはそれで、とてもたくましくも感じるのですが、友達関係ではちょっと困ったことも多くなってきます。

小学3、4年生ぐらいの時期は「ギャングエイジ」とも呼ばれています。

4年生は、親や先生といった大人からすれば、子どもの不安定で行動的なところにハラハラドキドキさせられます。

今回はそんな「小学校4年生の友達関係がどんなものなのか?」をお伝えしますね。

友達関係でのトラブルが多い時期

3年生でだいぶ友達関係で学ぶこともできた子も、今度は4年生になります。

3年生で勉強や友達関係で意欲的に活動してきたおかげで自信がついた子どもたち。

クラス替えもあり、新しいクラスでは誰といっしょになるのかワクワクしています。

もちろん、担任の先生も気になりますよね。

これまでの学校生活に自信を持っていて行動的なのが特徴の4年生です。

一見、親は安心していられそうですが、一番、気が気でない時期でもありました。

4年生にもなると同じ学年の子の顔や名前はほぼ知っていて、それぞれに話もしたことある子がほとんどです。

4月の顔合わせの時点から、ざわざわ、ワイワイした賑やかな教室の印象でした。

クラス全体がとても仲が良さそうで、微笑ましかったんですよね。

そして、担任の先生もどちらかというとフレンドリーな感じでした。

クラスの子がジョークを言って盛り上がることが楽しいようで、うちの子もだんだんと、いっしょになってふざけ合うようにもなっていました。

気が合う子が同じクラスにいて、楽しそうでよかった

私は、そう思っていたんですね。

しかし、休み時間などは、先生が常に教室にいるわけではありません。

4年生の子どもが、調子にのってふざけすぎるとトラブルが発生するんです。

なぜなら、まだ本当の痛い目にあっていないから。

何ごとにも「やってよい事」と「やってはいけない事」があることの線引きがわかっていないのです。

そのうえ、1人ではなく2、3人と複数人になると気が大きくなって友達関係は「楽しければよい」という間違った判断をしてしまうことがあるんです。

そういえば、4年生の初めの学年保護者会で先生が「これから4年生になる子どもたちは、ギャングエイジと呼ばれる時期であるのでご家庭でも目を離さないようにしてください」と言っていらっしゃったことを思い出しました。

ギャングエイジとは?
集団の仲間意識が強くなり、独自のルールなどによって怖いものなしの感覚になる。
小学3~4年生の時期から多くみられる傾向。
慣れ親しんだ友達関係から形成されるグループ、仲間。

 

「ケンカ」や「いじめ」を発展させない!

実際に4年生になってしばらくたつと

  • ふざけ合いから、ケンカに発展してしまう
  • 人をからかうようにして楽しんでしまう

子どもや先生の話から聞くこういった問題が気になりました。

今までと違うことは

・大きなケガや事故につながる
・いじめにつながる

このような危険になる恐れがあります。

体も大きくなり、行動がより激しくなるからですね。

先生もそれを心配しています。

子どもに影響しているのは、日頃から身近にある環境や情報源です。

たとえば、テレビ番組などではやっているボケと突っ込みのようなものから、ふざけたドッキリ企画のようなものまでありますよね。

「友達が観ていておもしろいんだって!観てもいいでしょ」

そう言ってうちの子も少し、時間を決めて観てもいいことにしていました。

しかし、クラスの子たちが当たり前にしてしまっていることは、それと同じ感覚でやっているようにも思えたんですね。

うちの子も、ふざけすぎて先生に叱られたことがありました。

それから我が家では、子どもと相談した結果、悪ふざけが過ぎる番組は見ないことにしようと決めました。

テレビと関係があるかどうかは、わかりません。

ただ

テレビなどでやっていることは、現実でやってはいけないこともある
「やってよい事」「やってはいけない事」の区別をする

4年生の時点では、この2つがわかっていない場合があります。

何でもそうですが、新しいことを始めるときには何かを手本にしてから、それをどう捉えるかで行動は決まってきますよね。

何もないところからは発想できません。

やはり、普段から子どもが触れている環境や情報源には大きな影響を受けていることは確かです。

この時期のトラブルを回避するために親ができることは

過激なものを見せないようにする
人をからかったりして笑いをとるような娯楽は見せない、または良くないことだとしっかりと教える
「やってよい事」「やってはいけない事」の区別ができるように、道徳的な指導を家でも行う
学校での出来事を毎日聞くようにして、クラスや学校、放課後の子どもたちの雰囲気を親が把握する

具体的にはこの4つを意識することです。

日常で、大人が笑って許してしまっているジョークやギャグなども子どもが同じことをすれば、相手の子はひどく傷つきます。

悪ふざけをしてしまう子は、悪いことだとわからないでしてしまっていることもあります。

悪気がなくても、傷つけてしまった事実は生まれてしまうんです。

そうならないためにも、我が家の当たり前を少し見直すようにしました。

できるだけそのような状態にならない環境を日頃から意識していなければと、改めて思ったんですよね。

もう少しして子どもが、善悪の分別がつくようになれば、少しずつ自分で考えさせて自分で判断していけばよいと思っています。

友達関係の悩みやトラブル

4年生になると、より関係性を近く付き合おうとする子もいるため、楽しいこともあるのですが、友達関係のトラブルや悩みが多くなります。

友達関係で何かトラブルが起きた場合には、どこからどこまで親が介入するべきか悩みますよね。

私の場合は、普段、うちの子が悩んでいそうなときには、話を聞いて必要であれば子どもの意見を聞きながら、いくつかのパターンの対処法を提案してみます。

そして本人に選ばせる、もしくは考えさせます。

すると一晩寝て翌日には、自分なりに結論を出して、友達とどう接していくかの方針がはっきりするみたいです。

子どもの友達関係のことは、できるだけ子ども自身に考えさせながら対処する方法を経験してもらいたいですね。

親同士の話し合いは、なかなかスムーズにはいきません。

子育てには基準のようなものがない分、子どものトラブルに親が入ると、意見の対立になりやすいんですね。

よほどのことがない限りは、子どもで解決できるようにサポートしてあげるのがよいと思います。

トラブルの内容にもよりますが「子どもが学校へ行きたくない」となりかねない問題に関しては、注意深く見守り、何かあれば親や先生もすぐに動く必要があると思っています。

いつでも、目は離せません。

問題が起きたときには素早く誠実に対処する

  • 誰かを傷つけてしまう
  • 迷惑な行動をする

このような場合がくり返し行われたり、先生や地域の人が事態を重く受け止めたときには、子どもの親に連絡がきますよね。

子どもは、自分に不利なことは家では自分からは話しません。

ですから、そういうときには親が知らなかったことを聞かされるわけです。

ビックリしますよね。

「そんなはずはない、何かのまちがえでは?」と思いたくもなります。

「後々、子どもに事情を聞けば事実だった」なんてこともあるんですよね。

トラブル時の親の対処法

とにかく

早く
冷静に
誠実に

この3つが大事です。

誰でも失敗はあります。

子どもでしたら、尚更です。

しかし、してはいけないことはビシッと伝えなくてはなりません

具体的することは

① 子どもに事実を確認

突然の出来事に親は、つい感情的になり子どもを叱りつけたくなりますよね。

その前に、子どもの方からの言い分も聞くことが大切です。

なぜなら、事実と異なる場合もあるからです。

まずは、しっかりと事実の確認をしましょう。

② 事実であれば何が問題だったのかをしっかりと意識させ、反省させる

事実がはっきりしたら

  • 何がよくなかったのか?
  • 相手はどういう気持ちになっていたのか?
  • 自分がされたらどうなのか?
  • これからはどうすればよいのか?
  • そういうことにならないためには具体的にどうしていくのか?

以上のことを子どもとしっかりと話し合いをします。

子どもは、自分が悪いことをしたと気づくと「なんてことをしてしまったんだ」と今度は自分を責めたくなるんですよね。

いつまでも叱っていても子どもは自分を責めていくようになります。

それではよくありません。

「してはいけないことをしてしまった」
「もう二度とくり返さないようにしよう」

とわかって反省することができれば、この先は前を向いていくしかないんですよね。

③ 相手との連絡は学校の担任、または教頭、校長を通すのがベスト

子どもがトラブルを起こした方も起こされた方も、どちらもなかなか冷静な状態ではいられません。

そのことは長年、教育現場でやってきている校長先生、教頭先生は理解してくださっています。

だからこそ直接、相手の親に連絡をするのではなく、できるだけ学校で面会なり話し合いをする方がいいんですよね。

④ 相手がいる場合には、相手にはきちんと子どもと共に親も謝罪する

一番に考えることは「傷つけてしまった子と傷つけられてしまった子のどちらもが、今まで通り楽しく学校に通うようにできること」なんですよね。

子どもとはまた別に親の感情も、それぞれにありますので、話し合いさえも拒む場合もあります。

とにかく、相手を傷つけてしまった方は、まずは非を認めしっかりと謝罪したうえで、目的を見失わないようにしながら誠意を持って対応することが大切なんですね。

⑤ 相手の気持ちの変化を待つ

傷ついてしまった友達にいくら謝ったとしても、すぐに傷が癒えるかはわかりません。

相手がまた、今までのように接してくれるかどうかもわかりません。

あと できることは、相手の気持ちが癒え許してくれるまでそっと待つのみです。

「悪ふざけ」「過激」な情報は触れさせない

今まで我が家で観ていたバラエティー番組などの内容をもう一度よく確認してからOKのものを決めました。

子どもが観るテレビ番組は

  • 小さい子でも楽しめるようなもの
  • 新しい知識などが学べるバラエティ
  • 歌番組
  • 教育番組系

それ以外のものはNGにしました。

うちの子の場合、1日でテレビを観る時間を決めていたので、あまり変化なく受け入れてもらえました。

家族間でも悪ふざけは徹底してやらない

家で子ども同士やたまには親子でいっしょになってふざけ合ったりするのもあったのですが、とくに「悪ふざけ」に関しては、厳しくNGにしました。

誰も傷つけないジョークならよいのですが「誰かが悲しい思い」「嫌な思い」をするような言葉を言うことは冗談でも「やめよう!」と決めました。

たとえ悪気がなくても、相手が傷つくことに変わりないですものね。

友達がふざけていても自分は加わらない

学校で当たり前に楽しそうにふざけ合うことがあっても、自分が悪ふざけかどうか判断できないのなら決して仲間には入らないこと。

今までとは友達に接する態度が変わるので、本人も周囲も戸惑うかも知れません。

しかし、ここは辛抱です。

  • 落ち着いて遊べそうな友達に声をかけてみる
  • 図書室で本を読む
しばらくの間は、このようにして学校生活での過ごし方も提案してみました。

社会やルールを知る機会を持たせる

「痛い目に合って見なければわからない」

のでは、命がいくつあっても足りませんよね。

それでは困りますので、親ができることと言えば

  • 今、社会で起きていること
  • 社会でのルール
  • これまではどうやってきたのか
  • お手本になるような人物

この4つを教えることだと思いました。

我が家では、上記のことを具体的な方法で子どもに触れさせるようにアプローチすることにしたんです。

小学生新聞

小学生新聞を読ませようと思った一番の理由は

「社会の出来事をもっとリアルに知って欲しかった」

からです。

具体的には

  • 今の世の中で起こっている、いろいろな事件や事故
  • 社会の流れ

などです。

テレビやネットですと、すべてのニュースを知るのに時間がかかりますし情報も偏り過ぎていたり、過激な場合もありますよね。

子どもにとっては、それはあまり好ましいとは思えなかったので新聞にしようと思ったんです。

我が家では親である私たちは、新聞はとっていないので読みません。(ネットニュースは読みますが)

小学生新聞は、うちの子にはご縁がないと思っていたんですが、いろいろと考えることがあって、子どもに購読させるようにしました。

小学生新聞は、新聞大手の数社が発行していますが、それぞれに特色があります。

我が家はリサーチした結果、毎日小学生新聞に決めました。

理由は

  • シンプルで大人の新聞に近いレイアウト
  • 主なニュースを子どもにもわかるように解説してあるのがよい
  • 平日は基本ページ数が全8ページで無理なく毎日読めそう
  • 論語をマンガにしたページで道徳を学べる
  • 科学、生物、歴史などの知識が子ども向けに掘り下げてあるページで知識を広げられる
  • 広告は他より少なめな印象なので、気が散ることなく読める

などです。

価格は税込みで毎月1750円で思ったより負担になりません。

新聞休刊日以外は毎日届くので、すごくいいです。

子どもたちも、今では日課になっています。

やはり、新聞を読み始めてから人と接することにも意識が変わってきたように感じます。

世の中には、いろいろな事件や事故があるのも知ることにもなりますし社会の流れも自然と身についていきますよ。

ネットでもニュースは確認できますが、子どもの場合は

「目の前に置いてあってすぐに開ける」

というのがすごく重要なんですよね。

紙の新聞を毎朝、子どもが自分でポストから出して、読む。

この一連の動作が習慣になりやすいんです。

目のつくところに置いてあるから隙間時間でも見ようと思い出せますしね。

小学生新聞の購読はぜひおすすめしたいです。

 

伝記や名言集で意識を変える

私自身も、誰かの一言がきっかけになることが今までも多くあった気がします。

多くの人が心に響いた言葉であれば、子どもたちにも何か考えるきっかけを与えてくれるかも知れない

そう思ったんですよね。

これはいい!と思ったのが「未来の扉をひらく 偉人のことば マンガ&イラストが天才の世界に導く」です。

歴史上に名を残した、あらゆるジャンル(文化人、芸術家、実業家、スポーツマンなど)の偉人たちの名言が載っています。

私も知らなかった言葉もたくさんあって、勉強になります。

フリガナつきの人物とその言葉の解説が丁寧に書かれていて、4コマまんがでも説明してあるので、子どもにも非常にわかりやすいです。

どれも心に響く言葉ばかりで、読み終わったあとには、ぜひ子どもの感想を聞きたいですよね。

 

歴史を知って知恵や方法を学ぶ

歴史上に名を残した人たちからは、自分では知り得ない知恵や方法をこの本を読むだけで学ぶことができます。

自分で経験しようと思っても、できないことや時間がかかってしまうことも、歴史を学ぶことで経験しなくとも知ることができ次に活かすことができるんですよね。

人間関係によるトラブルは昔も今も変わっていません。

歴史を知ることで、経験せずとも危険を回避することだってできますよね。

歴史を知る意味は大いにあるんですよね。

自由自在Pocket 歴史人物&できごと: マンガ+おもしろい解説で楽しく学ぶ!」は日本だけにとどまらず、世界中の歴史人物が400人と、その当時の重要な出来事も収録されています。

マンガとおもしろい解説になっているので子どももイメージしやすいです。

びっしりと情報が詰まっている分、やや文字が小さく感じますが、子どもは知りたい気持ちがかき立てられて気にならなくなるみたい。

自由自在Pocket 歴史人物&できごと: マンガ+おもしろい解説で楽しく学ぶ!」は子どもが歴史を身近に感じられる1冊になるでしょう。

 

日本のルールである日本国憲法を学ぶ!親子で重要な箇所をざっくりと理解しよう

子どもたちは、学校や家庭で勉強だけでなく人と関わって暮らしていくための社会でのルールも教わっているんですよね。

友達関係や学校の活動を通して、失敗も経験しながら成長していく子どもたち。

自分たちが暮らす国のルールを知らなければ、守りようはありませんよね。

学校では、社会の勉強で憲法や社会のしくみ、道徳では人との関わり合い方などは学びますが、普段の生活に落とし込んで考える時間まではとれていない気がします。

足りない部分を少しでも知っておくことで、日頃のやり取りで訳がわからず納得のいかないことも減っていくこともあるんです。

逆に「今の当たり前がおかしいのでは?」と気づく子もいるかもしれませんよね。

社会のしくみ(過去、現在、これからの変容)と共に社会のルールを知っていれば、今学校や家庭で注意されることの意味もわかると思いませんか?

だからこそ、子どものうちにそのルールは知っておいたほうが教えるときにもスムーズだと思うんです。

難しそうな憲法も子ども向けにもわかりやすく手短に書かれた本が「こども六法」です。

かわいい動物の挿絵でやんわりと説明してあって、憲法のお堅いイメージはありませんので子どもも読みやすいです。

フリガナがついているので、子どももひとりで読めますね。

著者の山崎総一郎さんは、教育研究者、写真家、俳優とさまざまな肩書を持っており「法教育を通じた、いじめ問題解決」の研究もされています。

そのような視点での法律の解説がもとになっているんですね。

今の子どもたちにも伝わりやすい内容なのも納得です。

大人である親も意外とよく知らなかったこともあるかも知れません。

ぜひ、この機会に子どもといっしょに憲法や法律について理解を深めましょう!

 

NHK for Schoolで道徳番組を観る

今まで「Eテレで」放映されているものが、インターネット上の「NHK for School」で見られるようになっています。

学校の授業でも、見ることもあるようですね。

  • ざわざわ森のがんこちゃん
  • 時々迷々
  • ココロ部
  • もやモ屋
  • Q~こどものための哲学
  • スマホ・リアル・ストーリー

うちの子は、上記の番組にとくに興味を持って見ていました。

道徳や考え方の参考になる話ばかりで、自分で考える力がついてきます。

長期休みに家庭学習の一環として道徳の時間をつくってみてもいいですよね。

 

「ギャングエイジだからなの?」できていたはずのルールを守れない

3年生ではグンと成長し、いろいろなことに自信を持ってできるようになってきた子どもたち。

「なぜ、ここへ来て、できていたことができなくなっちゃうの?」

先生や親は、そんな気分になることも。

子どもたちが成長していくには、一筋縄ではいかないことが身に染みる1年でした。

学級崩壊の兆しを放置してはいけない

4年生はギャングエイジとも呼ばれている時期でもあり、あまり周囲の声に聞く耳を持っていません。

学級崩壊の兆し

子どもたちが通っている学校で

  • ケンカ
  • 悪ふざけ
  • 授業中の立ち歩き
  • 身勝手な行動

が目立っているようならば、要注意です。

そのまま放置してしまえば、クラスの他の子もストレスがたまり、ますます、問題行動をする子が増えてしまうんです。

クラスの雰囲気は、子どもの資質や家庭環境などの影響によっても変わってきます。

わざと周囲が困るようなことを授業中にする子、注意されればふてくされた態度をするなど、何かに不満を抱えているのを発散したがっているようにも見えます。

どのクラスにも多かれ少なかれいるとは思うのですが、クラスのメンバー構成も大事なんですよね。

  • 助長してしまう子
  • 我関せずで関わろうとしない子

こういったタイプばかりだと、収拾がつかなくなります。

問題を起こしている子以外の子の気持ちを考える

クラス編成では、さまざまなタイプの子を入り交ぜて決めているようなので、真面目で熱心な子もいるはずなんですよね。

授業中に好き勝手やっている子がいると、先生はその子たちを注意しっぱなしか、放置するのかのどちらかになってしまいます。

  • 先生の怒る声を毎日聞き授業が進まない
  • 騒々しい中授業に集中できずにいる

この状態でストレスが溜まっていくんですよね。

先生は、手一杯なので普段、真面目にやっている子のことは、あまり気にかけてあげられないのでしょう。

そんな、やるせなさも子どもたちにはあるようです。

結局は担任の先生の舵さばきがもっと重要になってくるんですよね。

他の子にまでしわ寄せがきてしまっているときには、上司に早めに相談して大きな問題が起きる前に、何らかの早めの対処が必要なんですよね。

真面目なタイプの子が「もうやってられない」という気分になってしまったら、学級崩壊が始まってしまうんだと思います。

学級崩壊は、こうやって起こってしまうんですよね。

必要があれば保護者が補助教員代わりに授業を見に行けるようにお願いする

クラスが荒れているようならば、保護者が補助教員の代わりに授業参観にいくのをお願いしてみるのも手ですよね。

先生以外の大人がクラスにいると、クラスの雰囲気はまた変化しますからね。

ネガティブな部分での連帯感が強まってしまわないように、子どもの友達関係は、クラスの雰囲気から変えていく必要があるんですね。

そして、それには先生と保護者は協力しサポートし合えることが大切なんですよね。

担任の先生の役割の大切さ

学級運営は、学校としての方針やルールはあるものの、実際には担任の先生に任されているようなんです。

そのため、新しい学年で担任の先生が変わるたびにやり方や考え方もガラッと変わることもありますよね。

同じ学年の他のクラスの子の話を聞いても、先生の授業のやり方、トラブルの対応なども先生によって違います。

学級運営は会社の人事運営と似ている

学級運営や会社を機能させるためには人の力が必要ですよね。

会社の場合は人事の部分になりますが、学校の場合には子どもたちの役割(委員や係、班長)や配置(席決め、グループ活動)を子どもの相性や資質を見極めて戦略的にうながしながらうまく運営していけるかどうかがキーポイントなんですよね。

それだけではなく、必要があれば「保護者としっかり連携して家庭での生活を見直す提案をできるかどうか」も関係してきますよね。

保護者は学校でのことは子どもの都合のよいことしか耳に入ってきませんから、先生から聞くしかありません。

そうやって担任の先生がキーポイントを押えて学級運営できているクラスは、問題を抱えている子がいても、うまく支え合って大きな問題もなく学校生活を楽しめているのです。

  • 子どもの相性や資質を見極めて(愛情と興味を持って)
  • 戦略的(よく考えて)
  • 席の配置(ベストな組み合わせ環境)
  • 役割分担(その子の資質に合った)
  • 実際に行動へうながす(子どもたちに自然な形で)
  • 保護者との連携(面倒がらずに)

以上のことがバランスよくできている先生に出会えたらラッキーです。

しかし先生だって、初めは新人からスタートですよね。

何年か先生を経験していたとしても、勉強を教えるのが上手だけれども、学級運営がうまくいかない先生もいるかも知れません。

もしポイントがわかっていない先生であっても、保護者もできるだけサポートしながら1年間子どもといっしょに成長していくしかないんですよね。

子どもが担任の先生を選べないように、親もまた先生を選ぶことはできません。

先生だって、子どもの親と先生が相性がよくない場合だってあるんですよね。

それでも、1年間はやっていくしかありませんよね。

担任の先生と保護者が共通の目的を持つ

先生や子どもの保護者が目指すこと

「子どもたちが元気で楽しくしっかりと学べるようにする」

共通の目的に意識が持てていれば先生と保護者が、共感できることも増えます。

親と同じ思いを持って、子どもたちに愛情と興味を持ってくれている先生には、尊敬と感謝の気持ちでいっぱいです。

先生は、大変な仕事だと思います。

その仕事を担っていこうと、続けてこられたことだけでもすごいことだと思います。

どうしても担任の先生と話ができないときには

「担任の先生では話ができそうもない」

そういうときもあると思います。

もし、先生にどうしても不満があるときには校長、教頭先生などに相談するのもありです。

クラスメイトの影響

4年生になると、今までと違って「遊び」や「悪ふざけ」も巧妙になってきます。

楽しく平和な遊びを考える子もいれば、ちょっと意地悪かどうかが微妙にわかりにくい遊びを提案する子も出てきます。

どのクラスもそうなのかはわかりませんが、うちの子のクラスの休み時間での遊びを聞くと、ますます心配になってしまいました。

子どもたちは、その遊びがいいのかどうかわからないんですよね。

親の私が聞いて、何か違和感があったので

そういう遊びは良くないよ

違う遊びに入れてもらったら

と言ったことがありました。

うちの子は、授業中と休み時間の区別はしっかりついてはいましたが、休み時間など楽しいことがあると、はしゃぎ過ぎてしまいやすく、影響されやすいタイプなのです。

そんなこともあり、4年生のクラスメイトとの関係からは目が離せませんでした。

 

放課後や休日の遊びの約束の普通がわからない

うちの子が4年生のときに、休みの日に数人で遊ぶ約束をしたいと言い出しました。

休みの日に遊ぶというのは初めてで、どうしたらよいものか。

考えた結果、子どもは「プールに行きたい」といったので、私が付き添っていくことにしたんです。

誘った子達には「おうちの方がOKならば、いっしょに行こう」伝えたんですね。

行こうとした市民プールは小学4年生以上は保護者同伴でなくてもOKだったので、私自身が行くかどうかも悩みました。

他の親御さんも心配ならばいっしょにくるかもしれないし、こなければ私がいるから大丈夫かなと思ったんですね。

そのため今回は結局、私もいっしょに行くことにしました。

今回の遊びの約束は、自分たちで家の人の許可をもらってくるようにして、子どもだけでさせたんです。

これが結構たいへんでした。

予定日、約束の時間を数人で決めるのは4年生では難しいです。

何しろ、休日は家庭の予定もあるわけなので、子どもだけでは決められません。

休日に限らず放課後も習い事とかあるので、今はなかなか予定を友達との入れるのは難しいんですね。

近所の公園で遊ぶのであれば話しは別なのでしょうが、我が家の場合は放課後に遊ぶのが難しいため、休日に都合がつけば予定を入れてあげたいと思っていたんです。

なんとか予定日に行くことが決まり、プールに行くと友達の保護者の方も何人か来られていました。

やはり4年生では、まだ市民プールとはいえ子どもだけでは心配なのかも知れません。

  • 日程や時間の調整
  • 行く場所
  • 持っていくお金の額
  • 買い物
  • 食事

このようなことを「子どもだけでどこまでさせていいものか?」という価値観が家庭によってバラバラなんですよね。

4年生ぐらいだと、まだ子どもだけでは心配と思う親御さんがいるのも確かです。

子どもたちにとっては、4年生の時期は一度きり。

「やってみたい」と自分から思うことならば、大変ではあるけれど親としてできることは協力してみました。

もう一度と言われても、子どもたちのフォローが大変で、それはもう何か月?1年先?になるかわかりませんが、今すぐには勘弁してもらって、子どもたちの成長の様子を見て考えたいと思いました。

たまたま、私がそういう役目が向いていなかっただけかも知れませんね。

 

ペアやグループの入れ替わり

4年生になると、周囲の子と自分の違いにすごく敏感になってきます。

今日、学校でね、友達が

「あの子、すごくかわいいよね」
「頭がいいらしいよ」
「あの子、○○持ってるんだって」

って言ってたんだ。

なんてことを何回か帰宅後の学校での出来事として話してくれたことがありました。

そうことを言っている子は特徴があって、同時に「他の誰かに意地悪なこともしている」という話も聞こえてきます。

何だかその子は

すごく歪んだ思考になってしまっているのだな

と私は感じたんですよね。

相手と自分の違いをネガティブに捉えてしまうと、これまでなかった感情が生まれてきてしまうんですよね。

子どもは、自分に感情が生まれてしまう状況も理解できないし、でも気になってしまう。

そうすると、どうにもできない「イライラ」「不満」が溜まっていくようになるんですね。

とくに自分の感情を処理する方法がわからない時期に、そのことばかりに意識を向けてしまっている子は、相手のせいにして、その感情を処理しようとしてしまいがち。

似たような思いを持つ子が集まると、自分にはないものを持っている子に共通の不満をぶつけようとします。

または、気になっている子とは違う別の不満をぶつけやすそうな子に八つ当たりのような感じで意地悪なことをするときもあります。

同じ不満を感じる子達は、その共通の負の感情に共感し合い、急にタッグを組むのです。

また別の部分の共通する「不満」を相談し合うことで、違う子と仲良くなる。

こういったことでペアやグループでの入れ替わりが多いのが4年生ぐらいの時期です。

たまに大人になっても、そのままの同じ感じの人も見かけますよね。

その子の気質かも知れませんし、家庭でも不満が多いと常に楽しいことを考えるよりネガティブなことに気がいってしまうのがクセになってしまっているのでしょう。

お互いの違いはあって当然で、そういったことまで気づくことができるのは成長の証しでもありますよね。

しかし、そういう友達関係はあまり良いものではないと思うので

できるだけ、負の感情を共感し合う友達関係ではなく、楽しい感情を共有、共感し合える友達関係をつくるようにしようね

と、この時期にうちの子に話をしました。

他にも「友達を自分のもの」のように考えて「仲良しの子は誰にも渡したくない」という独占欲を持つ子も出てきます。

自分にペアの子や仲良しグループの子がいるのなら「その関係を壊されたくない」という気持ちが強いからのようです。

他の子も「その子と仲良くしたいな」と思っていても、その子のペアの子やグループの子が受け入れようとしないことが多いんですよね。

結果的に「あっちいってよ」と言葉では言わないまでも、態度や行動がわかりやすく現れます。

本人たち以外には、わからないような目に見えにくい態度である場合が多く、誰にも相談できずに悩んでしまう子もいます。

うちの子も、昨日までは当たり前のように一緒に帰っていた子と突然、帰らなくなったことがありました。

話を聞いてみると、いつもはふざけ合っていたようなことで相手が怒りだしてケンカになってしまったようでした。

何が原因なのかはわかりません。

相手が嫌な思いをしてしまったのは違いないのだから、今までのこととは別に早いうちに謝った方がいいんじゃない?
その方がすっきりするよね

翌日「昨日はごめんね」って謝ったようです。

「うん、わかった」とは言われたものの、状況は変わらなかったんですね。

本当の友達ならば、ちゃんと気持ちを伝えあって、仲直りできればよかったのですが…

大人でもありますね、こういうこと。

相手がいることは、こちらの考えだけではどうにもできないこともあります。

そのことを学ぶ時期でもあるんですよね。

 

学校へ行きたくない

4年生では、昨年以上にさまざまな経験を一気にするような感じなので、対応しきれずに「学校へ行きたくない」と思う子も出てきてしまうようです。

先生も同じく中には体調を崩される方もいらっしゃいますよね。

気が休まらず疲れてしまうのかも知れません。

一度、学校へ来れなくなると、もう一度学校へ行くのにはきっかけや勇気が必要になるんですよね。

できるだけ、そうならないようにしようと思っても、どうにもできない場合もあります。

その場合には、本人の意思を尊重して、少し時間をかけて待つことが大切なんですね。

周囲ができることは、他の子以上に傷つきやすくサポートが必要な子については、そうなる前に少しの変化を見落とさないようにして、できるだけ自然な形でそっとサポートしてあげることだと思います。

学校では先生が、家庭では親が、それぞれに気をつけて早めに対応していく必要があるんですね。

 

次年度のクラス替え

楽しいこと、ほろ苦いこともありと、いろいろ気が休まらなかった4年生が終わろうとしている頃に、4年生最後の個人面談があるはずです。

そこでは次年度に向けての心配事なども相談できるわけですが、私もしっかりと子ども同士の相性についての心配を伝えさせていただきました。

「うちの子は、調子に乗りやすくあまりにもふざけすぎてしまう子が仲良くしてくれようとすると、流されてしまいがちになってしまうんです」

と伝えました。

それは、先生も理解していただけたようでした。

「できれば、次年度のクラス替えはそのことも踏まえたクラスでよろしくお願いします」

先生は

「わかりました」

とおっしゃいました。

新学期に5年生では…

夏休み前ぐらいまでには、クラスの雰囲気も子どもから聞いてわかるようになってきます。

そのときに

「ちゃんと先生は配慮してくれていたんだ」

と実感したんですよね。

子ども同士の相性などに心配がある場合には、ぜひ個人面談で相談することをおすすめします。

 

まとめ

4年生の友達関係のポイントは「善悪の分別をつけて友達関係を築くこと

4年生の時期は、子ども、先生、親とそれぞれに、今までとは違う複雑な課題に直面します。

その課題が多い分、共に乗り越えた達成感は大きく感じます。

子どもにとって友達関係は、悩むことが多いでしょうし、感情をコントロールすることも学んでいる真っ最中です。

親からすれば勾配の激しいジェットコースターにでも乗っている気分になります。

行動範囲が少しずつ広がって、新しいことにチャレンジしたくなるお年頃でどこへ行ってしまうのかが心配な時期。

よい事と悪い事の分別は、この時期にしっかりと教え込む必要があります。

その具体的な方法

  • 社会とはどういうものなのか?
  • 社会のルールを知ること
  • 歴史に学ぶこと

その分、わかることも増えていくので親子で共感できることも多くなるのがうれしいですね。

もう少しすると、友達関係も、環境や考え方、興味が似ている子と仲良くなるように落ち着いてきます。

今が頑張りどきです。

ギャングエイジは、乗り越えられます。

先生と保護者ができるだけ目を離さず協力して見守り、力まず子どもに必要な知識と情報を与えるのがポイントになります。

いざと言う必要なときには周囲の大人が子どもを全力でサポートし乗り越えていきましょう。

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